松尾清美のプロフィール
松尾清美
合同会社 KT福祉環境研究所 代表)
一般社団法人こうしゅくゼロ推進協議会 代表理事(前 佐賀大学教育研究院 医学域医学系 准教授)
1976年 | 大学3年(21歳)時,交通事故で脊損となり車椅子生活となる。 |
1978年 | 宮崎大学卒業、1979年:総合せき損センター医用工学研究室で、福祉機器と住環境の設計研究を開始。二級建築士免許取得。身体障害者の身体機能と生活方法、生活機器や生活環境の設計研究に24年間従事し、福祉機器や住環境の開発を行った。 |
2003年 | 佐賀大学医学部准教授,教育と移乗・移動機器や生活環境研究に従事。福祉機器関連会社との共同開発で福祉機器を上市した。 |
2017年 | 一社)こうしゅくゼロ推進協議会を設立し、代表理事。 |
2019年 | 佐賀大学医学部を定年退職。合同会社KT福祉環境研究所を設立し代表。~現在に至る。 ※行政や福祉関連の委員や理事、福祉用具や福祉環境関連委員を経験。 ☆特許46件,住宅改修2000件超,福祉機器の相談数は1万件越えで継続中。 ※著書は「障害受容はいのちの受容」,福祉用具の選び方や使い方など |
松尾清美これまでの歩みを動画でまとめております。
どうぞご覧ください。
松尾清美の開発機器 紹介
総合せき損センター医用工学研究室と佐賀大学医学部、 KT福祉環境研究所での合計48年間に⾏った⾝体障害者(児)などへの⽣活⾏動⽀援数は、1 万件を越えた。
脊損になってから現在までの車椅子の変遷
▶︎▶︎▶︎車椅子を徐々にコンパクトにしていった。
■ものづくり
●日本リハビリテーション工学協会 元理事長、現在:代議員
●表彰: H25年第5回ものづくり日本大賞(経産大臣表彰 優秀賞)
・特許庁長官奨励賞(九州地方発明表彰H26年)
・大分県知事賞(令和3年度九州地方発明表彰)
・大分県知事賞(令和4年度九州地方発明表彰)
■個人的スポーツ
●車いすマラソン:・第1回、第2回大分車椅子ハーフマラソン完走
・1981年ホノルルのフルマラソンを完走
●車いすテニスを日本に導入、その発展と普及(初代ランキング1位)
●車いすテニス選手として、国内外の大会に参戦し活躍した。
■これまで経験してきた学会・団体
●NPO法人CRS研究会(顧問)●福祉住環境コーディネータ協会(理事)
●日本障害者スポーツ学会(理事)●日本義肢装具学会(国際化委員)
●日本脊髄障害医学会、日本リハ医学会、日本人間工学会、
日本機械学会、日本建築学会などの正会員、他
車椅子テニスの選手活動と日本での普及
1982年(S57) | 植木政利氏が、ホノルル国際マラソンに参加し、車椅子テニスを見る。帰国後、テニスをしていた松尾らに車椅子でテニスの試合ができることを伝達(12月)。 |
1983年(S58) | 松尾がホノルル国際マラソンに参加、ハワイ大学の大学院にいた高嶺豊氏に車椅子テニスを学ぶ(12月)。 |
1984年 | 神奈川県総合リハセンターを中心として開催された第1回車椅子テニス競技大会に松尾が九州から一人で参加、シングルスとダブルス(神奈川の大井選手とペア)で優勝。 |
1984年 12月 | ハワイで開催された国際大会に14名で参加。 |
1985年 | 第1回飯塚国際車椅子テニス大会を飯塚ロータリークラブや西日本新聞社、総合せき損センターなど企業や団体の協力を得て福岡県飯塚市で開催。現在はスーパーシリーズとなっており、天皇杯・皇后杯を頂く大会となっている。 |
松尾のランキングと戦績
国内大会
■1986年 日本車いすテニスランキング シングルス1位、ダブルス 5位
■1987年 日本車いすテニスランキング シングルス1位、ダブルス 3位
■1988年 日本車いすテニスランキング シングルス2位、ダブルス 2位
■1989年 日本車いすテニスランキング シングルス5位、 ダブルス 13位
国際大会
■1988年 ジャパンオープン シングルス 準優勝
■1991年 平和カップイン広島 シングルスOPEN 優勝ダブルスOPEN優勝(植木政利氏とペア)
■1991年 ジャパンオープン ダブルス3位(植木氏とペア)平和カップイン広島 ダブルスOPEN準優勝 (岩崎満男氏とペア)