プロフィール

松尾清美のプロフィール

松尾清美

氏 名: 松尾 清美(まつお きよみ)
性 別: 男
年 齢:61才(S28年11月生まれ)
勤務先:佐賀大学 大学院医学系研究科
医学部附属地域医療科学教育研究センター
福祉健康科学(社会生活行動支援)部門
役 職:准教授
所在地:〒849-8501 佐賀県佐賀市鍋島5丁目1-1
連絡先:TEL: 0952-34-2187(直通), 34-2180(代表)
FAX: 0952-34-2187
E-mail:matsuoki@cc.saga-u.ac.jp


略 歴

1953年 佐賀県佐賀市生まれ。
1976年 国立宮崎大学3年時、交通事故で第9胸髄を損傷し車いすの生活となる。
1977年 復学し
1978年 宮崎大学工学部機械工学科を卒業1979年、労働福祉事業団総合せき損センター医用工学研究室に就職。2級建築士免許取得し、身体障害者の身体機能と生活方法の研究、日常生活機器や生活環境の設計研究などに24年間従事し、福祉機器や日常生活用具を開発してきた。

1994年 九州芸術工科大学生活環境専攻博士後期課程に入学。
1997年 九州芸術工科大学生活環境専攻博士後期課程単位取得退学。
2003年 総合せき損センターを退職し、佐賀大学医学部助教授に就任し現在に至る。

前述の研究を継続しながら、医学生や看護学生などへ、「生活と支援技術」や「テクニカルエイド」、「生活行動支援論」などの講義を行う傍ら、全国で障害者の福祉機器や自立生活に関する講演や講習を行うなど、福祉機器や住宅改修の普及と発展に尽力している。これまでに、福祉機器の開発で取得した特許件数は30件、また1650名を越える障害者の住環境を設計してきた。

2005年4月 日本リハビリテーション工学協会理事
2007年4月~2011年3月 日本リハビリテーション工学協会理事長
2011年4月以降は、日本リハビリテーション工学協会車いすSIG代表、日本障害者スポーツ学会理事、福祉住環境コーディネータ協会理事、ケアリフォームシステム研究会顧問、障がい者スポーツサポートプロジェクト九州世話人


委員会関連

・厚生労働省:障害者自立支援機器等研究開発支援事業プロジェクト構成員
・障害者対策総合研究事業(身体・知的等障害分野)事前評価委員
・日本科学技術振興機構:A-STEP探索タイプ専門委員
・JASPEC:「ロボット介護機器開発・導入促進事業」における
・臨床現場を考慮した安全検証項目の抽出委員会委員
・国立障害者リハビリテーションセンター:福祉機器利活用研究車椅子WG委員(平成24年度)
・障害者の健康づくりガイドライン検討委員会委員
・佐賀県  :佐賀県UD推進委員会副会長(ものづくり部会長)
・佐賀県地域福祉計画策定委員会副委員長
・佐賀県UD条例基準検討部会委員
・在宅サポートセンター建築企画委員会委員
・佐賀市  :佐賀市バリアフリー委員会委員
・唐津市  :唐津市障がい者計画策定委員会委員長
・伊万里市 :伊万里市障がい者計画策定委員会委員長(平成23年度)


<著 書>

・バリアフリーのための福祉技術入門:共同執筆、オーム社、1998.
・福祉用具アセスメントマニュアル:共同執筆、中央法規、1998.
・車いすのヒューマンデザイン;共同執筆、医学書院、2000.
・最新版・テクニカルエイド(福祉用具の選び方・使い方):三輪書店、2003.
・社会復帰のための工学的支援、脊髄損傷者の社会参加マニュアル、NPO法人日本せきずい基金、p109-p120、2008.2
・松尾清美:疾患別の車いす処方・選び方―オーダーメイド車いすを中心に― 脊髄損傷者のための車いす、日本義肢装具学会誌 26巻3号, 165-170、2010.
・松尾清美:脊髄損傷の移動支援、地域リハ, Vol.6, No.4, 264-270、2011.
・松尾清美:新規開発要望課題に関連して-子供用の支援機器-,厚生労働, 6月号, 17, 2011.
・松尾清美:車いすの使い方,第10回車いす・シーティング技能者講習会テキスト,397-412,2011.
・松尾清美:車いすの基礎 生活と車いす、第33回日本リハビリテーション工学協会車いすSIG講習会テキスト,11~20, 2011.
・松尾清美:特集:災害と福祉②、開発機器での支援と仮説住宅の段差解消支援, 福祉介護TECHNOプラス,19-23,2012.
・松尾清美:電動車いす(屋外移動用)~在宅生活のための選択・調整・指導のワンポイント、PTジャーナル、第46巻、第4号、348、2012.
・松尾清美、石田眞:福祉機器リユース(再利用)ネットワーク構築事業報告書、平成23年度独立行政法人福祉医療機構 社会福祉進行助成事業 成果物、平成24年3月.
・松尾清美:車いすの使い方,第11回車いす・シーティング技能者講習会テキスト,397-412,2012.
・松尾清美:車いすの基礎 生活と車いす、第35回日本リハビリテーション工学協会車いすSIG講習会テキスト,11~20,高知,2012.
・松尾清美:どっぷり体験コース 生活と車椅子①手動車椅子~電動車椅子を使った生活, 第36回日本リハビリテーション工学協会車いすSIG講習会テキスト,71~76,福岡, 2012.
・小宮雅美、木村利和、松尾清美、他:中等度頸髄損傷(C6BⅡ)、テクニカルエイド~生活の視点で役立つ選び方・使い方、第4章障害・疾患特性からみたテクニカルエイド、作業療法ジャーナル、Vol.46 No.7,872-875, 2012.
・松尾清美:脊髄損傷者の社会参加のための移動機器の現状と開発状況、第47回日本脊髄障害医学会、134、静岡、2012年10月.
・松尾清美,沖川悦三,吉松春男、他:C6レベル頸髄損傷者がミニカーを運転する為のハンドルの開発, 日本義肢装具学会誌JSPO,Vol.28,142,名古屋,2012年11月.
・松尾清美,有薗 央、千々和直樹、他:成長対応子供用車椅子の開発, 日本義肢装具学会誌JSPO,Vol.28,271,名古屋,2012年11月.
・庄野菜穂子、音成道彦、松尾清美、他:頸髄損傷車いすテニス選手におけるメディカルサポート(第二報)、第22回日本障害者スポーツ学会、和歌山、2013年1月.
・松尾清美:自力では動けない障がい児の自立心や発達を支援する入力装置と移動補助器具、
第54回日本小児神経学会、札幌、2012年5月.
・北野義明、田中 理、松尾清美、他:車いす利活用に関するロードマップ作成に向けての検討、第27回リハ工学カンファレンス講演論文集,17-18, 福岡、2012年8月.
・音成道彦、庄野菜穂子、松尾清美、他:脊髄損傷者を対象とした有酸素性作業能力のための運動負荷方法の開発と評価、第2回日本ヘルスプロモーション理学療法学会学術集会、福岡、2012年10月.
・原口平磨、音成道彦、庄野菜穂子、松尾清美、他:筋電図を用いた上肢エルゴメータ―駆動時の頸髄損傷患者及び健常者の運動学的研究、第2回日本ヘルスプロモーション理学療法学会学術集会、福岡、2012年10月.     など。


現在までの研究の状況

■障害者の生活環境や就労環境などの実態調査を通し、障害者がおかれている現状を把握することから研究業務を開始した。以後、身体障害者の生活環境系の設計研究に従事し、以下の設計研究を行って、現在に至っている。
・身体障害者用日常生活機器具の設計研究、・身体障害者の住環境および設備機器具の設計研究、
・脊髄損傷者用排泄管理機器具の設計研究、 ・身体障害者(児)の就学・就労環境の設計研究
・身体障害者の移動機器の設計研究, ・身体障害者(児)および高齢者の生活環境に関する研究

上記研究を行う傍ら、身体障害者や高齢者の生活機器や介助機器及び住環境などの相談を受け対応しており、機器開発のニーズを探ると共に各種機器具および設備機器の開発を行ってきた。

■佐賀大学医学部地域医療科学教育研究センター福祉健康科学部門での研究
生活行動支援学のこの分野では、医学的な治療後も身体機能に後遺障害が残る高齢者・障害者・傷病者に対しての医療支援技術と在宅や社会での生活支援技術の考え方と役割、提供方法、そして具体的な関わり方を研究し、生活行動支援の方法と関係する専門職への教育方法を構築する。

①リハビリテーション工学を基本にした生活行動支援学および教育方法の構築
②福祉機器の設計研究(移動・移乗機器、排泄管理機器、姿勢と体圧分散機器などの開発研究)
③生活環境の設計研究(生活実態調査、実験室での動作シミュレーション、CADを用いた設計)
④生活動作に関する研究(移乗・移動動作の分析、単位空間における動作分析など)
⑤福祉機器の使い勝手に関する評価方法の研究


学 会

日本リハビリテーション工学協会,日本建築学会,日本義肢装具学会,日本人間工学会,日本リハビリテーション医学会,日本脊髄障害医学会,日本福祉のまちづくり学会、の正会員
福祉住環境コーディネーター協会(理事)、日本障害者スポーツ学会(理事)


佐賀大学医学部での講義課目

・医学科:生活と支援技術
・看護学科:生活行動支援論、リハビリテーション概論、
・大学院(医科学修士):高齢者・障害者の生活行動支援特論、高齢者・障害者の生活環境特論
・専門:機械工学、建築工学、人間工学を基礎とし、身体障害者や高齢者のテクニカルエイドや福祉機器開発と住環境設計を行ってきた。これまでに取得した特許は28件、住宅改造は1500件を超えた。この経験と学会発表論文などを整理して福祉工学、テクニカルエイド、福祉機器論、福祉用具論、バリアフリー論、福祉用具と住環境、高齢者・障害者の住環境整備論などを講義資料としている。


非常勤講師

・産業医科大学にて、障害を受けてから自律するまでの受傷後の心理的流れや障害程度別に日常生活機器や住環境のあり方等について講義(医学概論)
・島根リハビリテーション学院、山口コメディカル学院、熊本総合医療リハビリテーション学院にて、リハ工学や福祉用具論、テクノエイド論などの授業を担当.
・福岡県立大学にて福祉機器論を担当(対象は3年生)、平成9年度より。


特許関連

・特許:起立補助器 、電動起立補助器、オゾンを利用した脱臭装置、空気清浄機、車いす用クッション、木製6輪、姿勢調節椅子、リクライニングしてもずれない車いす、ギャッジアップしてもずれないベッドなど。
・実用新案:排尿促進器,座薬挿入器,立位移動機,陰唇開大器など
・意匠:車いす用手袋
・他の開発機器:ベッド装着型トランスファーボード、トイレッタブル、自己導尿用設備機器、各種計測器、大車輪脱着のための補助輪、自己導尿用クッション、自己導尿用カテーテルセット、女性用自己導尿用台、張り調節機能を持った椅子の開発、etc。


表 彰

・第5回ものづくり日本大賞優秀賞受賞
「理美容・医療・介護のサービスのQOLを飛躍的に向上させる多機能車椅子の開発」で、経済産業大臣表彰を受けた。